年が明けた今日は二ヶ月ぶりの休日。
せっかくの休日に出掛けないのはもったいないので、ふらりふらりと高雄方面に行く。

跨完年的今天是睽違兩個月的放假,
難得放假,要是不出去玩太可惜,所以毫無目的地搭上開往高雄的車。

楠梓で電車を降りる。ここは七年前台湾での留学生活を始めたばかりのころに毎日使った駅。1999年一月から三ヶ月間、楠梓に住んで、毎日台南までを電車で通った。

坐到楠梓下車,這是在七年前我的留學生活剛開始的時候每天來搭車的車站。從1999年一月起三個月,客居於此,每天搭火車到台南。

バスに乗って七年前の生活の跡をたどる。
初めての中国語辞典を買った本屋、毎日通りすぎたガソリンスタンド、よく買い物したスーパー等々、七年前の日常は、今や幽けき幻影になりはてた。

坐著公車,追溯七年前的生活軌跡,
買了我的第一本國語字典的書店、每天都會經過的加油站、常買東西的超市等等,七年前的日常生活,如今全都變成了記憶中的幻影。

台南で友人ができるにつれ、終電までには帰らなくちゃいけないのが不便になり、台南で部屋を探し、新しい生活を始めたのは1999年3月のこと。以来、断続的に日本に帰った二年間を挟んで、台南では六回引越しした。

在台南交到的朋友越多,就越為一定要在尾班車之前回去這件事感到不方便,因此1999年三月在台南找房子,開始了新的生活。從此以後,包括斷斷續續回去日本的兩年,在台南搬了六次的家。

ほとんど毎年引っ越してるのは、引越しが好きだから。「引越し貧乏」という言葉が日本語にあるけど、それでも引越しが好きだ。自分が引越しを好きなのは旅行好きだからだろう。旅行を一時的な生活環境の変化だとすれば、引越しは永遠の旅行である。

幾乎每年都在搬家是因為我喜歡搬家,雖然日語有一句「搬家貧窮(常搬家的人無法存錢的意思)」,可是我還是喜歡搬家,我之所以喜歡搬家是因為也喜歡旅行,如果說旅行是一時的生活環境之變化,那麼搬家是永遠的旅行。

引越しは滔々と続く生活に時代の区切りを与える。そこから離れると、そこにいた頃のことを今とは違う「あのころ」として振り返るようになる。引越しは昨日を幻に変えてしまうのだ。離れたからこそ想うようになるのは人も場所も同じこと。

搬家能在延續不斷的生活上刻畫時代的刻度,離開那個地方,就會將在那個地方的時間當作與現在不同的「那個時候」來回顧,搬家甚至能使昨天成為幻影,因為離開所以思念起來,人也是,地方也是。

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